無線式リモコン対応LED R1R2R3/raccoltoをスマート化する【前編】
公開日:2018/05/10
Amazon Echoを購入以来、部屋の照明をスマートホーム化しようと考えていました。スマートLEDとして有名なPhillips Hueには不満(機能と値段)があったため、他の方法を考えたところ、現在使用している無線式LED照明をスマート化するのがベストとの結論に至りました。そこで、今回と次回で無線式LEDをスマート化していこうと思います。
無線式LED R1R2R3/raccoltoとは
R1R2R3/raccoltoは、BeauBelleという会社の開発する無線式LEDで、調光や色温度調整だけでなくグルーピングも可能なLEDライトです。私も4年前に購入し、便利に使用しています。
R1R2R3/raccoltoはグルーピングが可能で、これによってリビング、ダイニング、寝室の電気をリモコン1つでコントロールすることができます。下の図はグルーピングの例です。実際、私の1LDKの家でもリモコンの1にダイニングの1灯、2にリビングの4灯、3に寝室の1灯を登録しています。部屋全体の照明を1つのリモコンで賄えるため、とても便利です。
Phillips Hueではなく、無線式R1R2R3/raccoltoスマート化する理由
私がHueでスマート化に踏み切らず、敢えてR1R2R3/raccoltoをスマート化することに決めた理由は以下の2つです。
理由①:Phillips Hueでは物理リモコンでできることが少ない
Phillips Hueで私が不満に思うのは、「物理リモコンでできることが少ない」ということです。Hueの物理リモコンであるHue Dimmer/TapはON/OFF、調光、シーン切り替えに対応していますが、グループ化や細かい色温度の調整はアプリ経由でしか行なえません。R1R2R3/raccoltoであればグループ化はもちろん、細かい調光も物理リモコン1つで可能です。
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理由②:初期投資が安い
先にも述べましたが、私は4年ほどR1R2R3/raccoltoを使用しています。そのため、Phillips Hueをゼロから導入するよりも無線式LEDをスマート化してしまった方が結果的に安く上がりました。Hueもホワイトグラデーションであれば比較的安価ですが、それでもまだまだ電球としては高価です*1。
R1R2R3/raccoltoをスマート化する方法
R1R2R3/raccoltoをスマート化する方法として、今回は以下の方法を採用しました。
- R1R2R3/raccoltoのリモコンを分解
- 各ボタンに対応するタクトキーをRaspberry PiのGPIOに接続*2
- AlexaとRaspberry PiをNode-REDで連携させ、GPIOを制御
もっとスマートな方法として、R1R2R3/raccoltoの無線を解析してハックする方法もあると思ったのですが、R1R2R3/raccoltoの通信方式は公開されていません。そのため、今回はRaspberry Piからリモコンのタクトキーを叩くという荒業でいきます。
ちなみに、R1R2R3/raccoltoはウェブ上に記載はありませんが、複数リモコンでの使用が可能で、1灯につき最大4つのリモコンからの操作を受け付けられるそうです。以下はBeauBelleに1灯を制御できるリモコンの最大数を問い合わせた際の回答メールの一部です。
いつも当店の商品のご利用をいただき誠にありがとうございます。
お問い合わせをいただきましたRシリーズ電球ですが、複数のリモコンにて操作可能でございます。
最大4つのリモコンにまで登録可能ですので、是非、ご利用をご検討いただけますと幸いです。
まとめ
今回は無線式LED R1R2R3/raccoltoをスマート化していくことについて、動機と方針を軽くまとめました。後編では実際にリモコンを分解してRaspberry Piから操作してみます。
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